モンゴル爆走、釣浪旅⑪
2019年9月12日
朝起きてゲルから出るとこの景色だ
本日もなかなかの絶景である。
トイレに(その辺の水場へ)行ってきた小塚さんが、オオカミみたいな犬を見たという
見に行ってみよう
鎖でつないであった、話を聞くと、どうやら赤ちゃんのオオカミを拾ってきたらしい。
大きくなったら毛皮にして売るそうな。
警戒心がめっちゃ高い、こっちが背を向けるとソロソロ近付いてくるのが非常に怖い。
出発し、目指す高原に到着
おい、雪降っとるやないか、めっちゃ寒い。
爆風の中、風裏になりそうな場所や、地形的に良さそうなところをランガン、しょーじき湖の釣りは色々絞りづらくて得意じゃない。
魚も全然見えない。
、、、、の中で、奇跡のヒット!魚おるやん!
グレーリングです。狙っていた魚種の1つなので、うれしい。
このThymallus属は湖や川ごとに種分化してる上に、情報が少ない、なので未同定。
誰か教えてください。
その後は釣れず、、、自称釣りガイドの湖畔に住むカザフ族に家にお世話になることに。
この地域のカザフ族の家は風が強く、木が生えているので、木造です。
おなじみの乳製品とスーテーツァイ(塩味紅茶)でもてなし。
明日釣れるところに連れてってくれるとのことで、就寝。
2019年9月13日
おやじが釣れるところに連れてってくれた。
ルアーを見せろというので、みんな選んでもらう。
みんなデカイスプーンなのに、、、俺にはエアオグル(笑)。
こいつは本当に釣りが分かってんのかな、連れてきてくれたところも家の裏だし。
と思ってたけど、、、コジコジが一匹目当ての魚を釣った!
みんな大はしゃぎ、けど悔しくて釣りたくて写真残ってないな(笑)。
そっからまさかのコジコジがもう1匹、みんなビビるwww
それから爆風、釣りにならなくなった。
みんな車に避難、風が落ち着いた夕まずめに懸けようと思ってた。
小塚さんは一人で爆風の中投げ続けてたけど、、、。
ま、昼飯でも食うべ!
その後夕方になって風が弱くなってきたタイミングでまた投げ始め、、、
ゆっくり引いてたオグルに、なんか重さが乗ったぞ!!!
高原の巨大アブラハヤ(笑)である!
名前は伏せておく、見つけてきた人がまだだから。
ウグイ顔、せっぱり、細かいうろこ、こんな知ってるようで見たことない、でもなんだか馴染みのある、どこか懐かしいような、いい魚だった。
セリックとカザフ族のおやじたちと抱き合って喜んだ。
そのあとは満足して、ずっと釣りしてる人を眺めながら、この旅を思い返しながらウォッカ呑んでた。
〆はまた次のブログに。もう明日から帰路だ。旅が終わる。
ウルギーの市場で買ったやっすいウェーダーをプレゼントしたら、お土産くれた。
ありがとう、きっとまた来る。
派手な色がカザフ族らしくていい!
次の日の朝にはウルギーに向けて出発、今日はいい感じに〆れたな、と思い就寝。
モンゴル爆走、釣浪旅⑩
2019年9月10日
我々は走って走って、ウルギーという西の果ての街に着いた。
第3ラウンド、高原の巨大アブラハヤ編(笑)である。
今晩の宿何処にしよーかなーなんて話していたら、車が民家で停まった。
なんか子供がセリックに駆け寄ってくる。
ん?ここはもしかしてお前の家か?セリック。
どうやらそのようで、その日は新鮮な美味しい羊を丸ごと煮たやつを食べて、セリックの家の庭にあるゲルに泊まった。
ウルギーはカザフ族が多く、顔つきもちょっと欧米感があり、家の模様もカラフルで派手。
2019年9月11日
この日はさらに西の湖で釣りをするためのライセンス?をとるためにウルギーの町へ
ウルギーにはなんと公衆浴場とサウナがある!
我々はたまりにたまった垢と疲労をキレイサッパリ洗い流した。
そのあと市場へ行き、釣り具見たり
して、どうやらライセンスがとれたらしく、さらに西、国境近くの湖へ出発!
また悪路を走り、
セリックが、ここはブラザーの家だ、というゲルにお泊り。
ここは本当に本当のゲルだった。
羊がばらして保存食にしてある、電気も水道もガスもないもんなぁ。
火は薪ストーブ、水は汲んでくる生活。
この日はここで粉から練って作る羊焼きそばを作ってもらった。
やたら量が多い(笑)
すきま風をかんじつつ就寝。この辺まで来るとかなり寒い。
モンゴル爆走、釣浪旅⑨
2019年9月8日
チュロート川徒歩開拓最終日、
結論から言うとチュロートの鬼神は今回は俺らに逢ってくれなかった。
川のコンディションも悪くなかったと思う。
朝起きてみんな思い思いのポイントで竿を振るも、コジコジのレノック1匹で終了。
そこからセリックとの合流場所まで1時間以上全ての荷物を担いで歩いた。
めっちゃ重い、帰路は長い。行きはワクワクしてるから早く感じた。
へとへとになりながら歩いて、セリックの車が見えた時は走ってかけよった(笑)!
セリックも久々の再開を喜んでたように見える。
セリックと合流し、過去に小塚さんが鬼神を釣った、鬼門へ向かった。鬼門ならだれか1本は出せるだろう、そういう期待がみんなにあった。
しかし、鬼門近くは現地人のものじゃなさそうなぴかぴかのランクルがいた。
焚火の跡もあった。
夕方の一番いい時間に鬼門周辺をやったが、だめだった。
コジコジがぽつりと言った。
俺ら、、、門前払いやったな。
せやな、、、。
チュロートは有名になりすぎた、きっと人がたくさん入ってる。
俺らだけの鬼門探しにいこ、ロシアでもモンゴルでも、どっかにある、きっと。
最後のレノック飯を食って寝た。
2019年9月9日
小塚さんの提案で、厄落としにチュロートでお清めをしよう、ということで
朝からチュロートに入った。
めっちゃ寒い!!!冷たい!!!てか痛い!!!
コジコジがおかしくなって、連呼してた(笑)。
おれがこの川の170アップのタイメンや!!!って(笑)。
そしてさよならチュロート川、また来る、リベンジしに。
鬼神編、未完
そっから次の目的地へと向かう、一日車移動だ。
とにかく、久々の文明の味をむさぼった
久々の酒、酒乱バートルの結果、、、。
初めて記憶をとばした、まったく覚えてない(笑)。
モンゴル爆走、釣浪旅⑧
2019年9月7日
朝起きて、テントから出ると、、、。
テントに立てかけておいたはずのタックルがない!!!
えぇぇぇぇぇぇ、嘘だろ!?飛んでったとか?倒れてるとか?と思って、周りを探すもない。
どうやら同行者のタクトさんも立てかけておいたタックルがなくなったようだ。
なぜか同じように立てかけていたが、この日誕生日の小塚さんのタックルは無事だった(笑)。盗まれないというプレゼントwww。
そして、周りをよーく見渡すと、木にかけておいたウェーダーもない!
パンツしか残っとらんやんけwww。
まあ捨てるつもりでAmazonで買ったやっすいウェーダーだからいいんだけどさ、こっからの釣りがつらいよぉ。
無くなったものを整理すると、DearMonster MX-7、カルコン300、JOLT、ウェーダー、その他諸々。おそらく10万円以上。
そーいえば昨日の夜なんかよくわからんけどこっち見てた遊牧民はいた。
コジコジは夜中に馬の足音らしき音を聞いたらしい。
クッソ、完全にやられた、広大なモンゴルの大地に油断していた。
広すぎて誰もいないように見えるモンゴルでも油断大敵です、皆さんも気をつけましょう。
しかしこの広大な大地で犯人捜しをするわけにもいかない、保険が威力を発揮することを祈って、、、。タックルは幸いもう一組あったので、なんとかなった。
次の開拓へレッツゴー!
悪いことがあったからね、きっと何かいいことが起こるさ!と気を取り直す。
リュックを背負って歩き、新しいキャンプ地を決定、荷物を置いて、
この日はとにかく行けるところまで行こう、とウェーダーがなくなり、サンダルだけになって向上した機動力を生かして、片道20km弱は川岸を釣りつづけた。
正確にはあんまし釣りしてない(笑)。ランガンならぬラン&ラン、とにかくいいポイントを発見するために歩き続けた。めちゃめちゃいい雰囲気のポイントもあった。
が、レノック一匹。
サンダルで歩きすぎた代償に、足指を曲げると激痛が走るようになった。アドレナリンが出続けていた行きはよかったが、帰りはつらい、、、。
この日もレノック飯をした。そろそろ文明的な甘さや酒が恋しくなってくる。
けどこの生きるために必要な事(移動、食糧調達、調理、睡眠)というシンプルな暮らしに爽快感も感じていた。日本で生きていくのは複雑すぎるんじゃないか、生きるためってこんなにシンプルでそれだけで忙しい。
とうとう明日が”その先”開拓最後の日である。
鬼神はいるのか、やはり一度では出会えないのか、個体数が少ないのか、なんのピースがはまってないのか、いろんなことを考えながら、寝落ちした。
モンゴル爆走、釣浪旅⑦
2019年9月6日
この日は荷物を置いてひたすらその先のその先へキャストし続けた。
キャストしかしてないので写真があまりない(笑)。
夢見た景色が広がっている、水の色も申し分ない。よさげな淵や瀬が繰り返している。
夢中になってキャストし、歩き続ける。
小塚さんがレノックを1匹釣ったようだ、同じトロ場で自分にもアタリがあった!がのらない、、、。
この辺りはいるはず、とルアーを変えたりしながら歩いていくと、いかにも魚が付きそうな地形変化!
ここで出なくてどこで出るねん!と思ってダッシュ(笑)。
こい!ここやろ!っていう一投目でアタリ!
しかしのらない!、クッソ!!!ってなるも落ち着いて、、、
おんなじコースを流すと、水面を流れに押されながらブリブリ泳ぐJOLTがひったくられた!
流れに乗ってめっちゃ引く!が、カルコン300とMX-7ならぶっこぬき!
ようやくモンゴル初フィッシュで、うれしくて叫んだ(笑)。
本命ではなかったけど、よく引くし面白い顔してる、何より食料確保。
下半身ニジマス、上半身ウグイみたいな。日本にはいない異国の顔だち、雰囲気だった。
今晩のおかずのなるので、血抜きと内臓出して、木にひっかけといた。
その後小塚さんがいいサイズのタイメンを釣り、悔しい、けどやっぱいるぞ!とテンション上がったけど、結局この1匹で終了。
朝6時から何も食わずで夕方まで10km以上ランガンしっぱなしで、体力的にも限界だった、、、。食えないと動けなくなるな、本当に。
まあ明日も明後日もあるさ!
今晩はタンパク質がくえるぜぇぇぇ。
レノック脂ノリノリで旨い!ここのレノックが一番うまかった。
焚火で皮ごと焼いて、皮を割ってはがして食べる。脂凄すぎて最後炎上してた、、。
いっぱい動いて、腹いっぱい食って、これで明日も動ける!
あしたこそは鬼神を、、、と思い就寝。
だれもおらんし、と思ってタックルはテントに立てかけて、ウェーダーは木に引っ掛けておいたのだが、、、これが大惨事を引き起こす。
あしたへ続く
モンゴル爆走、釣浪旅⑥
2019年9月5日
とりあえず朝飯に卵チャーハンを頂き
午前中はヤクに囲まれながらパイク狙うも釣れず
午後から爆走、
かの有名なチュロート川(釣浪人川)に来た、
しかしただの後追いのチュロートではない、武石さんも未踏の”その先”のエリアの開拓を目指した。
怒涛の峠越え、岩山を越えていく。どんどんドライバーの機嫌が悪くなる(笑)。
そりゃそうだ、道なき道を走らされ、あっち行ったりこっち行ったりだもの。
なんだかんだあり、目的地到着!
まさに大地の裂け目
ここから三泊四日の野宿旅。
ドライバーと一旦さよならして、川岸を徒歩野宿開拓である。
とりあえずキャストしつつ、本日のキャンプ地を探しながら歩く歩く、、、。
で、ここを本日のキャンプ地とする!
荷物落ち着けて、夕方まで各々ランガンするも、ボウズ、、、。
その結果、夕飯にタンパク質はなく、、、。
でも野生のタマネギをとってきてくれたので、、、タマネギスープごはん(笑)。
あしたからの爆釣を夢見て、、、タックルの手入れをしつつ、、、ワクワクしつつ、、。
鬼神編!本番突入です!
モンゴル爆走、釣浪旅⑤
2019年9月3日
ドルジスレンの親父とお別れして、、、、
鬼神編も、とりあえずとにかく走る、行きに2日かかった行程を1日で帰ってきた。
たぶんずっと酒飲んでた気がする。
ウランバートルで久々に調味料たっぷりの食事!
で、この旅初のシャワーを浴びて、おやすみしましたとさ。
2019年9月4日
この日もとにかく移動(笑)。
いちいちモンゴルは距離がおかしいんじゃwww。
途中の町で鷹狩が有名なので
とか、なんか洒落たおもろい帽子があったので、買ってみたりとか
この時は暑くていらんわ、と思ったこの帽子は後々で大活躍するのである。
とか、また例によって酒乱バートルが開催されて、
みたいな酔っぱらいのテンションで、
かの有名なテルヒーンツァガァーンノールに到着!
夕まずめにパイク狙いで投げるも、、、、撃沈(笑)。
もーこの旅、おれ魚釣れないんじゃね?って思い始める。
湖畔のゲルにて就寝、、、、。
続く