モンゴル爆走、釣浪旅⑧
2019年9月7日
朝起きて、テントから出ると、、、。
テントに立てかけておいたはずのタックルがない!!!
えぇぇぇぇぇぇ、嘘だろ!?飛んでったとか?倒れてるとか?と思って、周りを探すもない。
どうやら同行者のタクトさんも立てかけておいたタックルがなくなったようだ。
なぜか同じように立てかけていたが、この日誕生日の小塚さんのタックルは無事だった(笑)。盗まれないというプレゼントwww。
そして、周りをよーく見渡すと、木にかけておいたウェーダーもない!
パンツしか残っとらんやんけwww。
まあ捨てるつもりでAmazonで買ったやっすいウェーダーだからいいんだけどさ、こっからの釣りがつらいよぉ。
無くなったものを整理すると、DearMonster MX-7、カルコン300、JOLT、ウェーダー、その他諸々。おそらく10万円以上。
そーいえば昨日の夜なんかよくわからんけどこっち見てた遊牧民はいた。
コジコジは夜中に馬の足音らしき音を聞いたらしい。
クッソ、完全にやられた、広大なモンゴルの大地に油断していた。
広すぎて誰もいないように見えるモンゴルでも油断大敵です、皆さんも気をつけましょう。
しかしこの広大な大地で犯人捜しをするわけにもいかない、保険が威力を発揮することを祈って、、、。タックルは幸いもう一組あったので、なんとかなった。
次の開拓へレッツゴー!
悪いことがあったからね、きっと何かいいことが起こるさ!と気を取り直す。
リュックを背負って歩き、新しいキャンプ地を決定、荷物を置いて、
この日はとにかく行けるところまで行こう、とウェーダーがなくなり、サンダルだけになって向上した機動力を生かして、片道20km弱は川岸を釣りつづけた。
正確にはあんまし釣りしてない(笑)。ランガンならぬラン&ラン、とにかくいいポイントを発見するために歩き続けた。めちゃめちゃいい雰囲気のポイントもあった。
が、レノック一匹。
サンダルで歩きすぎた代償に、足指を曲げると激痛が走るようになった。アドレナリンが出続けていた行きはよかったが、帰りはつらい、、、。
この日もレノック飯をした。そろそろ文明的な甘さや酒が恋しくなってくる。
けどこの生きるために必要な事(移動、食糧調達、調理、睡眠)というシンプルな暮らしに爽快感も感じていた。日本で生きていくのは複雑すぎるんじゃないか、生きるためってこんなにシンプルでそれだけで忙しい。
とうとう明日が”その先”開拓最後の日である。
鬼神はいるのか、やはり一度では出会えないのか、個体数が少ないのか、なんのピースがはまってないのか、いろんなことを考えながら、寝落ちした。